MacBook Air。
正直な話、初代PowerBookG4(Titanium)が出たときのあの「薄さ」の衝撃に比べれば、「まあ今のAppleならこれぐらいは出来るんじゃない?」みたいな感じであんまり驚きはありませんでした。
でも、この製品の魅力はその「薄さ」だけじゃないと思うんです。
閉じた状態での最厚部19.4mmという数字は決して薄くはないですが、写真を見た限りではiPod nano(第三世代)のように巧みなラウンド処理が全ての角に施されていて、実際よりもずっと薄く感じるんでしょう。
光学ドライブはおろか有線LANやらFireWireやら大胆に省いちゃってもフルピッチキーボード(しかもバックライト付き)はしっかり残す。「本当に必要なもの」をしっかり見極めて、それ以外をばっさりそぎ落としちゃうあたりがAppleらしい。初代iMacの「SCSIもADBもFDDも何もないけど実際使ってみたら全然不便しなかった」神話を思い出します。
現状、標準構成ではHDDが搭載されていてSSDはオプションですが、将来的に(大容量SSDの価格がこなれてくれば)「ゼロスピンドル」なマシンに仕立てるつもりかな?
MultiTouch搭載の大型トラックパッドもみどころ。iPhoneやiPod touchで培われた技術が早速Macに還元されています。MultiTouchはタッチスクリーンでこそ真価を発揮する技術な気もするんですが、果たしてトラックパッドではどうなんでしょう。
久々に物欲を刺激される製品でした。はやく実物に触れてみたいです。
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