新年あけましておめでとうございます。
…というような記事をついこないだ書いたような感じなんですが、1年経つのは早いものです。
2006年、あっというまに過ぎてしまってやり残したことも山積みでした。が、とりあえずは新しい年、心機一転して頑張りたいと思います。
さて、昨年大晦日は19時からの「第九」に始まり、民放も紅白もそっちのけでずっとNHK教育を観てました。「年越しクラシック」って銘打って国内外のコンサート映像流しっぱなし。
まずN響「第九」は上岡敏之氏の指揮。日本人が振るの何年ぶりでしょう。ドイツを中心に活躍している1960年生まれの若手指揮者だそうです。
テンポ設定がかなり速めで、全体で60分に収まってました。2楽章とかオケが悲鳴あげそうなぐらい速い。3楽章もすっげーあっさり。それでいて日本人らしく細かいところまできっちり煮詰まった、なかなか聴き応えのある「第九」でした。
第九の後は「モーツァルト・イヤー2006」の締めくくりみたいな内容で、ウィーンフィルのガラコンやらプラハでのチェコフィル&ベルリンフィルのコンサートやらNHK音楽祭のハイライトやら。
えんえんとモーツァルトの音楽を聴いていたわけですが、全然知らない曲なのになんとなく先の展開が解ってしまうというか、こういう予定調和性が彼の作品の魅力の正体なのかなと改めて思いました。
〆は昨年11月サントリーホールのウィーンフィル&アーノンクール来日公演のプログラム、交響曲第41番"ジュピター"。モーツァルト最後の交響曲で1年締めくくっちゃうってのは悪くないですね。
4楽章の冒頭「C-D-F-E(ド-レ-ファ-ミ)」という、いわゆる「ジュピター音型」は力強い「夜明け」を連想させるようなモチーフですが、放送中のちょうど3楽章と4楽章の切れ目で新年を迎えるという粋な計らいが(意図されていたかどうかは知りません)。
やるじゃんNHK。お隣の総合ではDZ OZMAがどうとかで最後まで不祥事続きだとか言われてましたが(笑)。
…その後は「年の初めはさだまさし」を観ながら気がつくと寝ちゃってましたとさ。
元日夜もウィーンフィルのニューイヤーコンサート観なければ。えぇ、年末年始はテレビっ子です。