Safari for Windows。
基調講演の録画。Mac OS X 10.5 "Leopard"の新機能が続々と紹介されていくのを見ていてちょっとだけ不思議に思っていました。「今回はSafariのアップデートはないのかな?」と。
「One more thing...」っていうのは「おっと、もうひとつ大事なことを忘れていた。」ってぐらいのノリなんでしょうか。Jobs氏の基調講演では、この言葉の後に一大トピックが発表されるのが「お約束」となっています。
QuickTime、iTunesに続くApple製Windowsソフトウェアとして、なんとWebブラウザであるSafariを投入するようです。
「より多くのシェアを獲得するため」
SafariはMacの標準ブラウザであり、8割以上のシェアを持っていますが、PC全体のうちでMacが占めるシェアがそもそも5%程度と言われています。Safariがブラウザとしてこれ以上のシェアを確保するには他のプラットフォーム、それも圧倒的なシェアを持つWindows上でユーザーを得るしかない、という判断でしょう。
コアであるWebKit自体はオープンソースなので移植は比較的容易なものでしょうが、Safari最大のウリである美しいテキストレンダリングはMac OS XとヒラギノOpenTypeフォントに依存する部分が大きいと思うので、この辺はWindows版ではどうなるんでしょうか。
IEの2倍速くてFirefoxの1.5倍速い、「Windowsプラットフォームで最速のブラウザ」は本当なのか。
いろいろ気になるところはあるんですが、ウチのVirtualPC環境ではインストールこそできたものの起動時にエラー吐いて立ち上がらないので、誰か代わりにインストールして遊んでみてください(笑)。
もちろんMac版の3.0 PublicBetaも用意されており、新機能はもちろんのこと、レンダリングパフォーマンスが体感できるレベルで高速化されています。まだ英語版しか用意されていませんがぜひお試しあれ。
Apple - Safari 3 パブリックベータ
その他、WWDC-2007関連情報はお宝さんのレポートがとても参考になります。